この記事では、製品バージョンを付す際の私たちのポリシーを説明します。
ユニファイドバージョン
NovoNotes は複数製品が一つのバージョン番号を共有するユニファイドバージョンを採用しています。たとえば Duo と SideRack が同時にリリースされる場合、それらには同じバージョンが与えられます。複数製品を組み合わせて使用する場合、互換性の問題を避けるため、できる限りバージョンが近い製品同士を組み合わせて使用することを推奨いたします。
互換性に関する問題が発生する場合 、まずはメジャーバージョンが同じである、または最新であることを確認してください。
バージョンの形式
また、NovoNotes では、バージョンをメジャー.マイナー.パッチ の形式で表します。 例えば v2.1.3 の場合、メジャーバージョン 2、マイナーバージョン 1、パッチバージョン 3 となります。
各要素の意味
メジャーバージョン: 互換性のない破壊的な変更を含む場合にインクリメント。有償でのアップデートとなることがある。
マイナーバージョン: 後方互換性を保ちつつ、新しい機能が追加される場合にインクリメント。
パッチバージョン: 後方互換性を保った、バグフィックスの場合にインクリメント。
アップデートに含まれる変更
アップデートの際には下記のような変更が含まれます。
プロジェクトファイルの互換性 | 製品間の互換性 | 出力音 | ユーザーインターフェース | |
---|---|---|---|---|
メジャーバージョン | 古いバージョンの製品で作成されたプロジェクトファイルを開けなくなる場合がありますが、対策としてプロジェクトファイル変換機能が提供されます。 | 他の製品との互換性のない破壊的な変更が含まれることがあります。組み合わせて使う予定の他製品が新バージョンに対応しているかどうかを確認し、同時にアップデートすることを推奨します。 | 耳で聞き分けられる程度の変更が含まれることがあります。 | 既存の UI に大きな変更や削除が加えられることがあります。 |
マイナーバージョン | 古いバージョンの製品で作成されたプロジェクトファイルをそのまま開くことができます。 | 他の製品との互換性を破壊するような変更は含まれません。 | 厳密には同じデータが出力されないことがある。ただし、聴感上は同じに聞こえるような変更のみ。 | 機能追加が含まれることがあります。 |
パッチバージョン | 古いバージョンの製品で作成されたプロジェクトファイルをそのまま開くことができます。 | 他の製品との互換性を破壊するような変更は含まれません。 | 変更なし。 | 使用感に影響の出ない範囲で、問題の修正が含まれることがあります。 |
プロジェクトファイルの互換性
- メジャーバージョンのアップデート
- 機能追加あり
- v2 は v1 のプロジェクトファイルを v2 で開くことができます
- 変換処理が必要になる場合があります。その場合、ユーザーに変換処理を実行してよいか確認します
- 変換処理は、プロジェクトファイルを事前にコピーした上で適用されます。コピー元のプロジェクトファイルはその後も v1 で開くことができます。
- ただしサポートが終了したバージョンのプロジェクトファイルは開くことができないことがあります。
- v1 は v2 のプロジェクトファイルを開くことができません
- マイナーバージョンのアップデート
- 機能追加あり
- v1.1 は v1.0 のプロジェクトファイルを開くことができ、ほぼ同じ音を再現できます。
- ただしサンプルレベルで完全に同じ音かどうかは保証されません。オーディオエンジンの音質向上等が導入される場合があります。
- v1.0 は v1.1 のプロジェクトファイルを開くことができ、ほぼ同じ音を再現できます。
- ただし、新機能を使っている部分について、音が無音に置き換えられたり、エラーや警告が表示される可能性があります
- パッチバージョンのアップデート
- 機能追加なし。バグ修正のみ。
- v1.0.1 は v1.0.0 のプロジェクトファイルを開くことができ、完全に同じ音を再現できます。
- ただし、バグ修正に伴いノイズなどの音の問題が解消する可能性があります
- v1.0.0 は v1.0.1 のプロジェクトファイルを開くことができ、完全に同じ音を再現できます。
- ただし、v1.0.0 で未修正のバグによって、問題が発生する可能性があります。