Getting Started
Introduction
360° 全方位の空間をキャプチャーするアンビソニック、3 次元空間内に自由に音を配置できる 3D パンナー、ヘッドフォンを用いて鼓膜に届く音を再現するバイノーラル。 3DX には、立体音響制作に必要な機能全てが 1 つに集約されています。 他にはないサウンド・クオリティと洗練されたワークフローがクリエイターのインスピレーションを刺激。 3DX は、高品質な音場再現に留まらず、時代の最先端を行くサウンド制作を確立します。
特徴
- リファレンスクラスの高解像度サウンド
- ミックスバランスを崩さない音楽制作に最適化されたバイノーラル・プロセッサー
- 距離減衰や音像の広がり・奥行きまで詳細に調整可能な新設計の 3D パンナー
- 鮮やかな空間再現のために、丁寧に設計されたアンビソニックのプロセッサー
対応フォーマット
OS | VST2 | VST3 | AU | AAX |
---|---|---|---|---|
macOS | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
Windows | ❌ | ✅ | ➖ | ❌ |
Quick Start
ダウンロード
Downloads ページから最新版 3DX をダウンロードしてください。
ご購入前のお客様もトライアルモードで 起動できます。
インストール
macOS のお客様は、画面の指示に従ってインストールを進めてください。
Windows のお客様は、3DX.vst
のファイルを VST3 のインストール先フォルダへコピーしてください。
より詳細な手順についてはInstallation Guideをご覧ください。
ライセンスのアクティベーション
ご購入済みのお客様はメールで届いたライセンスを入力し、Activate
ボタンを押してください。
ご購入前のお客様はStart Trial
を押してください。
詳しくは License Activationのページをご覧ください。
3D Mix を始めましょう!
アクティベーションが終わったら、準備は完了です。 立体音響の世界を存分にお楽しみください。
具体的な使用例を参考にしたい場合、このドキュメントのexamples ページをご覧ください。
Installation
macOS の場合
-
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、インストーラーを開いてください
-
画面の指示に従ってインストールを進めてください
-
インストールが完了したら、DAW を起動し 3DX をインサートしてみましょう
ProTools にて、プラグインのロードが失敗する場合
macOS 10.15 Catalina 以降では、システム環境設定の セキュリティーとプライバシー
から実行許可が必要となる場合があります。
下の画面内の このまま開く
をクリックしてください。
Windows の場合
1. ダウンロードした Zip ファイルを展開します。
ダウンロードフォルダから 3DX の Zip ファイルを右クリックし、「すべて展開」をクリックします。
ファイルをダウンロードフォルダに展開します。
展開後、ファイルをダブルクリックし、中にあるファイルを右クリックして「すべて展開」を再びクリックします。
ダウンロードフォルダのサブフォルダ内に展開します。
展開後、VST3 フォルダをダブルクリックします。
フォルダ内に 3DX.vst3
フォルダが入っています。以降のステップで、この 3DX.vst3
フォルダをインストール先のフォルダに移動していきます。
2. 3DX をインストール先のフォルダに移動します。
3DX.vst3
フォルダを右クリックし、「切り取り」ボタンまたはキーボードからCtrl-Xを押します。
C:\Program Files\Common Files\VST3 フォルダーを開き、「貼り付け」ボタンまたはキーボードからCtrl+Vを押します。
管理者権限が求められた場合、管理者権限で続行します。
VST3 のフォルダー内に 3DX.vst3
が移動されていることを確認し、インストール完了です。
License Activation
アクティベーション方法
ご購入いただいた方にはメールでライセンスキーが届きます。
3DX 起動時に表示される Activation 画面でライセンスキーを入力し、activate
ボタンを押してください。
ソフトウェア利用規約の重要事項
2. ライセンスの種類
シングルユーザーライセンス: 複数のマシンにインストール可能ですが、使用は1名のユーザーに限定されます。
マルチユーザーライセンス: 1台のマシンにインストールし、複数人が使用できます。理由の如何に関わらずライセンスアクティベーションは1回のみ可能です。2回目以降は再度購入する必要があります。
5. 体験版について
3 ユーザーは、有償版を購入する前に、体験版で本ソフトウェアが正常に動作するか確認しなければなりません。
4 ユーザーが本ソフトウェアの有償版を購入した場合、動作確認が正常に完了したものとみなします。
6.使用許諾料
1 本ソフトウェアの有償版については、ユーザーは、当社に対し、当社が別途定めたライセンス料を支払うものとします。
2 当社は、理由の如何にかかわらず、ユーザーが当社に支払ったライセンス料の返金には一切応じないものとします。ユーザーは、あらかじめこれに同意するものとします。
12. 免責事項
当社は、本ソフトウェアの使用による損害について、一切の責任を 負いません。
その他、ライセンスについての詳細はソフトウェア利用規約をご覧ください。
Activation が失敗し、下のエラーが表示される場合以下をご確認の上再度お試しください。
- 最初から入力されている
Enter license key here...
の文字が削除されているかどうか。 - 空白などの余分な文字が含まれていないかどうか。
解決しない場合、support@novo-notes.com
までお問い合わせください。
体験版について
ご購入前のお客様もStart Trial
ボタンを押すことで、体験版をお試しいただけます。
体験版は全ての機能が使えますが、起動から 5 分経過するとノイズが出力 されます。
プラグインを読み込み直すことで、再び 5 分間ご利用いただけます。
複数のマシンで 3DX を使用する
シングルユーザーライセンスをお持ちのお客様は、3DX の操作をするのがお客様ただ一人であれば、3DX を複数のマシンにインストールして使用することが可能です。 例えば、スタジオのデスクトップと持ち運び用のラップトップそれぞれにソフトウェアをインストールすることができます。
ただし、一つのライセンスで同時に利用可能なのは、1 台だけです。 例えば、マルチルームスタジオやネットワーク型のシステムなどで、同時に複数のマシンでプラグインを実行する必要がある場合は、台数分のライセンスを購入する必要があります。
複数のマシンでの利用を可能にするために、当社はユーザーが 正当な理由でサービスを利用し、当社の利用規約の条項を尊重することを信頼しています。 複数台利用の個々のケースについて許可されているかどうかの確認は、ソフトウェア利用規約のページをご確認ください。 これらの条件が守られていないと判断される場合、当社は、ユーザーの過剰なアクティベーションについて連絡および調査の権利を有します。
認証方法
それぞれのマシンのアクティベーションに同じライセンスキーを使用します。
最初のマシンと同様の手順で、インストールとアクティベーションを行ってください。
ライセンスのアクティベーション回数が制限を超えたときは、support@novo-notes.com
までご連絡ください。
Controls And Interfaces
Overview
Mode
Normal/Advanced mode switch
ノーマルモードとアドバンストモードを切り替え可能です。
Light/Dark mode switch
UI のカラーテーマをライト・ダークの二種類から選択可能です。
LevelMeter
Input
入力のレベルメーターです。 入力のチャンネル設定を変更可能です。
Output
出力のレベルメーターです。 出力のチャンネル設定を変更可能です。 出力レベルをスライダーでコントロールできます。
LeftPan
音源の前後と左右の位置を調整できます。 入力に Ambisonic ご使用の際は、音場全体を回転させることができます。
RightPan
音源の上下と左右の位置を調整できます。 入力に Ambisonic ご使用の際は、音場全体を回転させることができます。
Position
音源の位置をコントロールします。 ナンバーボックスとノブの二種類のコントロールがあります。
Number box
直線的なコントロールが必要な際はは x, y, z
のナンバーボックスをご使用ください。
Knob
円形のコントロールが必要な際は azimuth, elevation, radius
のノブをご使用ください。
Rotation
音源の回転をコントロールすることができます。 入力に Ambisonic ご使用の際は、音場全体を回転させることができます。
Scale
ハンドルを起点とした各チャンネルソースの相対位置をコントロールできます。
ノブの間にある リンクボタン
を使用することで、それぞれのパラメーターを同時に操作することが可能になります。
Transcode
アンビソニック以外のチャンネル設定を使用されている際も、内部的にアンビソニックのエンコード・デコード処理が必要になる場合があります。 この処理をトランスコードと呼んでおり、その際に使用されるアンビソニック次数を設定するためのスライダーです。
アンビソニックは、低い次数ほどスムーズでつながりのよい音場が得られます。高い次数ほど定位の表現が改善されます。
Density
アンビソニック使用時に空間の密度感を調整できます。
Distance
距離減衰のカーブをコントロールできます。
Gain
は中心からの距離に応じて音量が減衰します。
EQ
は中心からの距離に応じて 4kHz から上の高域が抑えられます。
リンクボタンを使用することで、Gain
, EQ
のパラメーターを同時に操作することが可能になります。
Parameters
オートメーション可能な Parameter の一覧です。
Parameter Name |
---|
Density |
Transcoding Ambisonic Order |
Master Gain |
X |
Y |
Z |
Yaw |
Pitch |
Roll |
Width |
Height |
Depth |
Width Height Link |
Height Depth Link |
Depth Width Link |
Distance Attenuation Link |
Examples
Ambisonic Microphones
MIX にアンビソニックマイクを使用する
アンビソニックマイクの音 声を Mix に用いるには、3DX だけでなくマイクメーカー各社から配布されているコンバータープラグインが必要になります。 A-format から B-format へ変換の上、3DX へ入力してください。
具体的な設定例については、下のA-B Converter の一覧をご覧ください 。
四面体のマイクカプセルから出力される信号は、Ambisonics の中でも A-format と呼ばれるフォーマットです。 一方、3DX の入力は B-format と呼ばれるフォーマットです。 A-format から B-format への変換処理にはマイク補正処理が含まれるので、正確な空間再現のためにメーカー各社のプラグインが推奨されます。